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ごぼうと健康

ごぼうの花に花言葉はあるの?ごぼうに含まれる栄養素や種類なども解説

ごぼうの花に花言葉はあるの?ごぼうに含まれる栄養素や種類なども解説

ごぼうと聞くと、花よりも食用とされる根の部分をイメージする人が多いのではないでしょうか。しかし、多くの花と同じく、ごぼうにも花言葉があります。
当記事では、ごぼうの花言葉や含まれる栄養素について解説します。ごぼうの花言葉や特徴について調べている人は参考にしてみてください。

2024.07.26

花言葉とは

花言葉とは、花のイメージにふさわしい象徴的な意味をもたせた言葉です。

花言葉を大事にしている人も多く、人に贈る花を選ぶ際には、花言葉から選ぶ場合もあります。どの花にも花言葉はつけられているため、花の数だけ花言葉があります。

ごぼうにはどんな花が咲く?

ごぼうは、キク科ゴボウ属の多年草です。

ごぼうと聞くと、可食部である根の部分をイメージが先行して、花のイメージはあまりないかもしれません。野菜として流通しているごぼうは、花が咲く前に収穫されたものです。そのため、ごぼうの花は一般的にはあまり知られていません。

ごぼうの花の色は紫色で、形がアザミに似ている点が特徴です。

ごぼうの花言葉

ごぼうには、複数の花言葉がつけられています。ここでは、代表的なものを5つ紹介します。

  • 用心・しつこくせがむ
  • 私にさわらないで・いじめないで
  • 人格者
  • 厳格
  • 独立・解放

用心・しつこくせがむ

ごぼうの花言葉の1つは「用心・しつこくせがむ」です。

「用心」という花言葉は、多くのトゲが生えた総苞(そうほう)部分が、花を守っている様子からつけられました。また、「しつこむせがむ」は、トゲが一度くっつくと取れない様子からつけられています。

私にさわらないで・いじめないで

「私にさわらないで・いじめないで」も、ごぼうの花言葉の1つです。

この花言葉は、ごぼうの種がギザギザした殻に覆われていることに由来しています。ギザギザの殻が自分の身を守っているように見えることから、「さわらないで・いじめないで」という花言葉がつけられました。

人格者

ごぼうには「人格者」という花言葉もあります。

ごぼうは、美しく気高い花を咲かせます。また、ごぼうは、食用だけでなく漢方薬やお茶としても幅広く楽しめる点も特徴です。このような姿が「人格者」を思わせるといわれています。

厳格

ごぼうには「厳格」という花言葉もつけられています。

ごぼうにはトゲがあるため、他者に対する厳しい姿を思わせることがあります。不正を許さない姿勢をイメージさせることから、「厳格」という花言葉がついたのかもしれません。

独立・解放

「独立・解放」もごぼうの花言葉です。

独立という言葉は、他の束縛・支配を受けないことを指しています。ごぼうの力強く自然界で生きていく姿が、独立や解放という言葉を思い起こさせるのでしょう。

ごぼうの主な種類

ここでは、ごぼうの主な種類を紹介します。

  • 滝野川ごぼう
  • 堀川ごぼう
  • 葉ごぼう

滝野川ごぼう

滝野川ごぼうは、認知度が高いごぼうの1つでしょう。国内で栽培されるごぼうの9割以上は、滝野川ごぼうの仲間です。

滝野川ごぼうは、直径2〜3cmで長さが1m前後である点が特徴です。江戸中期に東京の滝野川地域で栽培されたのが、滝野川ごぼうのはじまりとされています。

堀川ごぼう

堀川ごぼうも、国内で生産されている主なごぼうの1つです。堀川ごぼうは、京都府原産のごぼうで、直径5~8cm、長さ80cm、重さ約1㎏ほどに成長する大型の品種です。

堀川ごぼうは、豊臣秀吉が建てた聚楽第(じゅらくてい)の堀がゴミで埋められ、そこに捨てられたごぼうが翌年芽を出したことから栽培が始まったといわれています。

葉ごぼう

葉ごぼうは、一般的に流通しているごぼうの見た目とは異なり、長い茎に短い根と大きな葉がついています。さわやかな香りと特有の歯ざわりを持ち、豊富に栄養素が含まれている点が特徴です。

ごぼうに含まれる主な栄養素

ここでは、ごぼうに含まれる主な栄養素について解説します。

  • 食物繊維
  • クロロゲン酸
  • カリウム
  • カルシウム

食物繊維

ごぼうは、多くの食物繊維が摂れる食品として知られています。

ごぼうには、水に溶ける水溶性の食物繊維と、水に溶けない不溶性の食物繊維がどちらも含まれています。食物繊維を摂れば、便通をよくする効果や生活習慣病を予防する効果が期待できるでしょう。

クロロゲン酸

クロロゲン酸はポリフェノールの一種で、ごぼうのアクに含まれる成分です。

アクは、苦みやえぐみの原因になる一方で、抗酸化作用があるとされています。活性酸素の働きを抑えたり、取り除いたりしてくれるため、健康づくりや美容に有益な成分だといえます。

カリウム

ごぼうには、体に必要なミネラルの1つであるカリウムが含まれています。

カリウムにはナトリウムを排出する作用があり、高血圧を予防する効果が期待できます。

カリウムが不足すると、脱力感や食欲不振、不整脈などの症状が現れることもあります。

カルシウム

ごぼうには、体づくりに欠かせないカルシウムが含まれています。

カルシウムは骨と歯の形成に必要な栄養素であり、不足すると骨粗しょう症にかかるリスクが高まるでしょう。

日本人の平均的なカルシウム摂取量は、推奨量に対して不足気味であるといわれています。カルシウムが豊富な食材を積極的に取り入れるとよいでしょう。

ごぼうには、鉄が豊富に含まれています。鉄は赤血球をつくり、酸素の運搬をする役割を果たす大切な成分です。

鉄が不足すると、赤血球の数が減って貧血になり、頭痛やめまい、動悸、息切れなどの症状が現れます。鉄も十分に補給するよう意識しましょう。

ごぼうの保存方法

ごぼうは土が付いたままの方が長持ちするため、洗わずに保存するとよいでしょう。

湿度に気をつければ、常温でも十分に保存可能です。また、冷凍・冷蔵保存なら、1ヵ月程度は保存できます。

ごぼうを食べるときのポイント

ここでは、ごぼうを食べるときのポイントを2点解説します。

  • アク抜きをする
  • 摂りすぎないようにする

アク抜きをする

ごぼうはアクが多いため、調理する際にはアク抜きをするようにしましょう。

ごぼうはポリフェノールの酸化によって、切り口が赤やピンクに変色をしてしまいます。変色を防ぐため、切ったらすぐ水につけてください。

ただし、水に長時間つけないように注意が必要です。水に長い時間つけていると、ごぼうに含まれるポリフェノールが流れ出てしまいます。

摂りすぎないようにする

ごぼうは、たくさん食べれば食べるほど、よい効果が得られるわけではありません。あくまでも適量を摂ることが大切です。

食物繊維はコレステロールを体外に排泄する、腸内環境を整えられるなどのメリットを得られます。しかし、摂り過ぎてしまうと、豊富に含まれる食物繊維の影響で下痢になる可能性があります。

まとめ

ごぼうにはさまざまな花言葉がつけられています。花言葉についての理解を深めることで、よりごぼうを楽しめるでしょう。

広い用途に使えるごぼうですが、ごぼう茶を楽しむのもおすすめです。ぜひあじかんのごぼう茶をお試しください。

あじかんでは長年ごぼうに関する研究を続けています。このサイトでは、「あじかん ごぼうプロジェクト」の研究結果をみなさまに情報提供しています。詳しい情報はこちらをご覧ください。