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ごぼうのはなし

ごぼうの賞味期限は保存方法で異なる|新鮮なごぼうを選ぶ方法も解説

ごぼうの賞味期限は保存方法で異なる|新鮮なごぼうを選ぶ方法も解説

ゴボウの賞味期限はどのくらいなのか、よくわからない人もいるのではないでしょうか。そんなごぼうについて情報収集している人に向けて、ごぼうの賞味期限や長持ちさせる保存方法などを解説します。

傷んでいるごぼうと新鮮なごぼうの特徴についても解説するため、家庭でごぼうを調理するときにも参考になるでしょう。ぜひお役立てください。

ごぼうの賞味期限

ごぼうは、見た目に変化があまりみられないため、傷んでいるのか分からなくて困ったことがあるという人も少なくないでしょう。

一般的に冷蔵庫で保存した場合は土付きの状態であれば賞味期限は2週間、洗ったものは1週間とされています。これ以上長持ちさせたい場合には、冷凍で保存します。冷凍であれば1〜3週間持たせることが可能です。

さらに土に埋めると一冬越せるほど長持ちします。いずれも水分が多いと長持ちしないため、保存する際はよく水気を拭き取って保存するとよいでしょう。

参考:ごぼうの賞味期限は?適切な保存方法や見分け方をご紹介 | DELISH KITCHEN

参考:ごぼうの賞味期限切れの見分け方!こんなときは腐っています!

ごぼうに賞味期限が記されていない理由

賞味期限とは、未開封かつメーカーの保存方法を実施した場合に品質が保たれる期限です。一方、消費期限は未開封かつ適切に保存した場合に、安全に食べられる期限です。

生鮮食品には、賞味期限や消費期限の表示義務がなく、必要な表示項目は、名称と原産地の2つのみです。そのため、ごぼうをはじめ野菜には賞味期限が表示されていません。

ごぼうの保存方法

ごぼうを長持ちさせられる保存方法を4つ紹介します。

冷凍

長期間ごぼうを保存したい場合は、冷凍がおすすめです。生の状態で冷凍する方法と、炒めてから冷凍する方法の2種類があり、用途によって使い分けるとよいでしょう。煮物のごぼうは生の状態で、汁物や鍋のごぼうは炒めてから冷凍します。炒め物はどちらの方法も適しています。

生のごぼうを冷凍するには、皮をむいたあと1〜2分水にさらします。水気を拭き取り、小分けにして密閉袋に入れて保存しましょう。炒めたごぼうの場合は、皮をむいて使うサイズに切ってから1〜2分水にさらします。水気を切ってからフライパンで軽く炒め、粗熱を取ったら小分けにして、密閉袋に入れて冷凍しましょう。

冷蔵

ごぼうを保存するのに最適な温度は約0度です。また、ごぼうは乾燥に弱いため表面に土がついたまま冷蔵保存する方が、より長持ちします。水で洗って泥を落としてしまうと、鮮度が落ちやすくなるので気をつけましょう。

可能であれば、ごぼうを冷蔵庫のなかに立てて保存するようにしましょう。また、乾燥したりしけたりしないように、新聞紙に包むのもおすすめです。使いかけや洗ったごぼうは、1週間以内であればラップに包んで冷蔵庫で保存してください。

天日干し

ささがきしたごぼうを天日干しして、乾燥させてから常温で保存します。ごぼうをささがきにし、ザルに間隔を空けて並べて、日の当たる場所で天日干しします。その後、ごぼうが乾燥していることを確認してから保存容器に移しましょう。外ではなく、日が当たる室内でも天日干しにできます。

天日干ししたごぼうは、お湯で戻してから煮たり炒めたりして使いましょう。お湯で戻さない場合は、油で揚げたりごぼう茶にしたりもできます。

土に埋める

ごぼうには土つきのまま土に埋めて、乾燥を防止させる保存方法もあります。土つきのごぼうが入る大きさの穴を掘り、掘った穴に横向きにごぼうを入れて、土をかければ完了です。埋める場所の土が乾燥していたり、水を多く含んでいたりする場合は、土の水分量を調整しましょう。なお、プランターに埋める方法でも保存可能です。

傷んでいるごぼうの特徴

ごぼうは賞味期限や消費期限が設けられていませんが、傷んでいるかどうかは何で判断すれば良いのでしょうか。

見た目

見た目で判断する際は、溶けたり糸を引いていたりする状態や曲がっている状態、干からびている状態のごぼうは腐っている恐れがあります。

カビが生えている場合は、菌がごぼうの内側まで広がっている可能性があるため、表面のカビを取り除いても食べないように注意してください。

匂い

匂いにも注意してみるとよいでしょう。生臭い、カビ臭い、腐敗臭がするなどの状態は注意が必要です。また、酸っぱい臭いがする場合も腐っている状態です。ただし、見た目や触感に異常がない場合、ごぼうから不快な臭いがしても食べられる可能性もあります。

感触

ごぼうが柔らかい、ぬめりがある、糸を引いている、曲がりやすい、ぶよぶよしている、などの状態は腐っているでしょう。菌が繁殖してごぼうが腐ると、かたい感触から柔らかい感触に変化します。感触が変わるだけでなく、触るとぬめりがある汁が出ていることもあります。

新鮮なごぼうの選び方

ごぼうをおいしく食べるには、できるだけ新鮮なごぼうを選ぶのも大切です。簡単に見極められる方法を紹介します。

表面

表面に縦へ亀裂が入っておらず、根元がひび割れていないごぼうを選ぶようにしましょう。また、表面にしわや黒ずみがないかどうかも確認してください。

さらに手にとってごぼうの重さや弾力を確認します。軽いものは避け、表面にハリがあり弾力があるごぼうを選ぶようにしましょう。また、日持ちがするごぼうを探す際は、土つきのものを選ぶようにしましょう。土つきのごぼうは洗う手間がありますが、日持ちが良く、香りやうまみも保たれます。

太さ

ごぼうは太いものではなく、中くらいの太さを選びます。また、まっすぐで太さが均等なものほど良いごぼうです。

極端に太いごぼうは、「す」が入っている可能性があるため避けるとよいでしょう。ただし、品種によっては、太くてずっしりとしたごぼうが良品の場合もあります。

ひげ根の状態

ひげ根が少ないごぼうは、良い土壌で育っている証です。風味が強いためひげ根が少ないごぼうを選とよいでしょう。良品であるだけでなく、ひげ根を取り除く手間もかかりません。

一方でひげ根が多いごぼうは、収穫されてから時間が経ったものです。下ごしらえに手間がかかり、繊維もかたい場合があるため、注意して取り扱いましょう。

ごぼうの見た目が変化していても食べられるケースもある

見た目に変化があるごぼうは傷んでいるように思えますが、そうでない場合もあります。

すが入っている

ごぼうを切ると、なかに「す」とよばれる空洞ができている場合があります。これは、ごぼうが成長しすぎたり乾燥したりしていることをあらわします。

「す」が入っているごぼうは、食べ頃を過ぎてしまっており、味や食感が新鮮なものと比較すると劣っている可能性がありますが、問題なく食べられるでしょう。なお、一部の品種のごぼうは、ごぼうのなかに空洞がある状態が普通の場合もあります。

赤く変色している

ごぼうを切ったときに、なかが赤やピンク色に変色している場合があります。これは、ごぼうが腐っているわけではありません。変色の原因は、ごぼうに含まれるポリフェノールの酸化です。問題なく食べられますが、買ってきたばかりのごぼうが変色している場合は、鮮度が落ちている可能性があるため、できるだけはやめに食べきるようにしましょう。

まとめ

ごぼうには賞味期限や消費期限は設けられていません。見た目や匂い、感触などで状態を確認してから食べるようにしましょう。また、長期保存する方法もあるため、使い切れない場合は、保存しておきましょう。

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